JNNニュース 2018/04/16

徳島の夏の風物詩「阿波おどり」を主催してきた徳島市観光協会が市から破産を申し立てられ、手続きの開始が決まった問題で、観光協会は16日、不服の申し立てを行いました。

観光協会は、「阿波おどり」事業で4億3600万円の累積赤字があります。事業の損失補償をしてきた徳島市は、この累積赤字を問題視し、
先月1日、徳島地裁に観光協会の破産を申し立て、29日に手続きの開始が決定しました。

これに対し観光協会は、手続き開始の決定を不服として、16日に即時抗告しました。

「1円の市民の税金を使わずに運営を粛々とやっていくことに、何の文句があるんですかと言いたい」(阿波おどり振興協会 山田実 理事長)

観光協会には、およそ1億5000万円の預金があり、市民や企業から債務弁済のために集まったおよそ3億3000万円の融資を加えれば、負債は賄えるとしています。

※映像あり
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3343706.html