マトモな民主主義国だと、そもおも政府は放送局には干渉できない、政府が許認可権持たないから。

例えばアメリカの場合はFCCという機関が放送の許認可権を持つが、
これは国民の代表である連邦議会が管轄する独立機関で、政府は一切干渉介入が出来ない。

だからフェアネスドクトリンという放送法4条の元ネタがアメリカにあった頃から、
政府は放送局が何しようが基本規制は出来なかった。
フェアネスドクトリンがあくまで放送業界の自主規制前提の制度なのは、この制度が前提であるからこそ。

まともな先進国は大抵、FCC同様に立法府管轄機関が放送許認可権を持つので、
放送における報道の自由が確保されている。

ところが日本は放送許認可を政府(総務省)が持つ、
民主主義国が標準的に持つ安全装置が外れてる国。

放送法4条も問題だが、それより問題なのは、放送許認可権を政府が持つという、
途上国レベルの許認可制度の方だよ。