https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180417/k10011406271000.html

愛媛県今治市の刑務所から逃走した男の受刑者について、警察は潜伏先と見られる
広島県尾道市の島で捜索を続けていますが、逃走から10日目となっても有力な
手がかりは得られていません。警察は17日はおよそ500人の態勢で現金などが
盗まれる被害が相次いだ島の北部を中心に捜索を続けることにしています。

盗みなどの罪で服役中だった平尾龍磨受刑者(27)は今月8日、今治市の刑務所から逃走し、
広島県尾道市の向島に潜伏していると見られています。

島では住宅などから現金や衣類などが盗まれる被害が7件相次ぎ、このうち2つの現場で
平尾受刑者の指紋が検出されています。警察は、平尾受刑者が島内を盗みを繰り返しながら
移動し、空き家などに潜伏していると見て捜索を行っていますが、逃走から10日目となる今も
有力な手がかりは得られず行方はわかっていません。

警察には15日までに受刑者に似た男を見たなどという通報が172件寄せられています。
島では住民の生活に加え、産業の一つの観光にも影響が出ていることから、警察は17日は
およそ500人の態勢で現金などが盗まれる被害が相次いだ島の北部を中心に空き家などの
捜索を続けることにしています。