NY商品、原油が反落、シリア情勢の懸念薄れ利益確定売り金は続伸
2018年4月17日 5:11
https://r.nikkei.com/article/DGXLASQ2INYPC_X10C18A4000000?s=3

【NQNニューヨーク=横内理恵】16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は6営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前週末比1.17ドル安の1バレル66.22ドルで取引を終えた。米国などによるシリア軍事攻撃が終了し、中東情勢の不透明感を受けた買いが弱まった。
米英仏が前週末にシリア攻撃に踏み切ったが、これ以上は軍事行動を拡大させないとの観測が広がった。中東情勢が不安定化すると原油供給が滞るとの見方から、原油先物は前週末に3年4カ月ぶりの高値を付けていた。16日は利益確定や持ち高調整を目的とした売りが出た。
ガソリンとヒーティングオイルは反落した。
ニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前週末比2.8ドル高の1トロイオンス1350.7ドルで取引を終えた。外国為替市場でドルが対主要通貨で下げ、ドルの代替投資先として逆の動きになりやすい金が買われた。
銀は続伸、プラチナは続落した。