https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180417/k10011406621000.html

愛媛県今治市の刑務所から逃走した男の受刑者の行方がいまだにわからないことについて、
上川法務大臣は、地域の生活に支障を来たし学校教育にも影響が出ているとして陳謝しました。

盗みなどの罪で服役中だった平尾龍磨受刑者(27)は、今月8日に今治市の刑務所から逃走し、
警察が、広島県尾道市の向島に潜伏していると見て捜索を続けていますが、逃走から10日目となっても
行方はわかっていません。

これについて、上川法務大臣は閣議のあとの記者会見で、「1人暮らしの高齢者も多く不安が尽きないことや、
検問による渋滞で日常生活に支障を来たし、学校教育にも影響が出ていることなど、誠に申し訳なく思っている」
と述べ、陳謝しました。

そのうえで、「警察に最大限の協力を行うほか、島のすべての保育園、幼稚園、小中学校などに96人の
刑務官を24時間態勢で配置し、地域の警戒に当たらせる。一日も早い身柄の確保と地域の安心、安全のために
全力を尽くしたい」と述べました。