読売新聞 2018年04月17日 15時01分

国内の主要空港の国際線ターミナルビルで、スーツケースの放置が相次いでいる。

多くは外国人観光客が帰国する際、日本で購入した新しいスーツケースに土産物などの荷物を移し替え、不要になった古い方を捨てているとみられる。
2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、訪日外国人の増加が見込まれる中、空港や警察は対応に頭を悩ませている。

◆年200個以上
国際線で年間1550万人の外国人旅客が利用する成田空港(千葉県)。昨年1年間に主に国際線出発ロビーに放置されたスーツケースは約250個に上る。
落とし物(遺失物)として地元の千葉県警成田国際空港署に届けられ、3か月の保管期間を過ぎれば廃棄されるが、持ち主が現れることはほとんどない。

置き去りにされたスーツケース(13日、大阪府田尻町の関西空港警察署で)=守屋由子撮影
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中部国際空港のごみ箱のそばに放置されたスーツケース(愛知県警中部空港署提供)
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