◆米カリフォルニア州で警官が車に30回以上発砲 武器不所持の黒人男性死亡

米カリフォルニア州にあるスーパーマーケットの駐車場で、武器を持っていない黒人男性が乗った車に警官が30回以上発砲し、男性は20発近い銃弾を受け死亡した。当局と男性の弁護士が17日、明らかにした。
事件は今月4日、ロサンゼルスから車で2時間ほど東のバーストウで発生。

死亡したディアンテ・ヤーバーさん(26)は3児の父で、弁護士のリー・メリット氏によるとヤーバーさんは米小売り大手ウォルマートの駐車場に止めた車の中にいたという。
車にはヤーバーさんも含め4人が乗っており、同乗者のマリアナ・タフォヤさん(26)もけがを負って病院に搬送されたが、現在は回復に向かっている。
タフォヤさんによると複数の警官が合わせて30回あまり発砲し、20発近くの銃弾がヤーバーさんに当たったという。

警察当局は「疑わしい車」があるとの通報に対応したとの見解を示しており、車が警官に向かってきたりパトカーにぶつかったりしたため、警官が発砲したとしている。
一方、メリット氏は警察の対応が「度を越えた取り締まり」だったとし、今週にも家族を代表して提訴する意向を示している。

またサンバーナーディーノ郡保安官事務所によると、警官たちはヤーバーさんを自動車窃盗の容疑者だとみていたという。
ただ、ヤーバーさんが乗っていた黒のフォード車について、メリット氏はヤーバーさんのいとこのものだったと主張している。

AFPBB News 2018年4月18日 17時33分
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