0001みつを ★
2018/04/19(木) 18:38:23.25ID:CAP_USER92018/04/19
キューバ人民権力全国会議(国会)は18日、最高指導者ラウル・カストロ国家評議会議長(86)の後継として、議長の右腕を務めてきたミゲル・ディアスカネル国家評議会第1副議長(57)を単独候補者に指名した。キューバで1959年の革命政権誕生以来続いてきた、カストロ兄弟による統治が幕を閉じる。
カストロ氏は2006年、兄フィデル・カストロ氏の病気により権限を移譲され議長となった。
バラク・オバマ前米大統領時代に進んだキューバと米国の関係改善は、ドナルド・トランプ氏が大統領に就任して以来、一部が巻き戻されている。
カストロ氏は議長引退後も、同国政権に強い影響力を維持するとみられる。
国会は後継決定の投票を終えたが、投票結果はカストロ氏がディアスカネル氏に議長権限を公式に移譲するとみられる現地時間19日までは発表されない。
カストロ氏は議長を退任するものの、共産党最高指導者にあたる第1書記の座には2021年の次期党大会まで留まり続ける。
次期最高指導者となるディアスカネル氏は、経済停滞中で変化を熱望する若い世代であふれる国を継承することになると、BBCキューバ特派員のウィル・グラント氏は伝えている。
ラウル氏と既に引退生活を送っており2016年11月に90歳で亡くなったフィデル氏のカストロ兄弟が実現してきた革命的な過去なしで国家を率いることには、複雑な課題もある。
ディアスカネル氏とはどんな人物か
2013年にキューバ国家評議会の第1副議長に選出された際には、ディアスカネル氏は比較的無名だった。しかしそれ以来、ディアスカネル氏はカストロ氏の重要な協力者となった。
この5年間、ディアスカネル氏は議長職と権力の継承者として準備を重ねてきた。しかし、同氏は第1副議長に指名された2013年以前から既に長い政治キャリアを積み重ねてきた。
ディアスカネル氏は1960年4月、フィデル・カストロ氏が首相となり権力を掌握した約1年後に生まれた。
同氏は電気工学を学び、20代前半でキューバ中央部にある都市サンタクララの共産青年同盟メンバーとなって政治キャリアを開始した。
地元の大学で工学を教えながら同盟内での地位を向上させていき、33歳で第2書記となった。
ラウル・カストロ氏はディアスカネル氏が「イデオロギー的に堅固」な部分を称賛している。
新議長は本当の変化をもたらすのか
ディアスカネル氏は、特にカストロ氏が強力な政治力を維持する間は、短期的に大きな変化を起こすことはないとみられる。
あらゆる変化は少しずつ、ゆっくりと起こるとみられている。
その一方でカストロ氏は、議長就任後に米国との関係改善などの改革を実施した。関係改善は兄フィデル氏の統治下では、あり得ないと思われていた変化だった。
(リンク先に続きあり)
(英語記事 Cuba nominates Castro replacement Miguel Díaz-Canel)
ラウル・カストロ議長(左)はミゲル・ディアスカネル氏に議長職を譲ったあとも、影で一定の影響力を維持するとみられる
https://ichef-1.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/127CB/production/_100932757_046269498-1.jpg