https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180420/k10011410911000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

4月20日 4時22分
皇居の参観に訪れる外国人の増加を受けて、宮内庁は来月から皇居内の施設や史跡を英語で案内するツアーを始めることになりました。

皇居の参観は、宮内庁の庁舎や宮殿の前を通って二重橋に至る往復2キロ余りのコースを、宮内庁の職員の案内で見学するものです。

宮内庁によりますと参観に訪れる外国人が年々増加し、去年は、1年間で5万4000人余りとおととしの1.9倍に増え、参加者全体の半数近くを占めたということです。

これまでの参観では、職員の案内は日本語しか対応しておらず、外国人から英語での案内を要望する声が多く寄せられていたということで、宮内庁は来月1日から、職員が英語で案内するツアーを新たに始めることになりました。

英語によるツアーでは、外国人にもわかりやすいように、施設や史跡の歴史などをより丁寧に説明するということで、皇居を訪れてから、英語か日本語かを選ぶことができます。

宮内庁は「英語によるツアーで、外国人に日本の歴史や文化について理解を深めてもらいたい。外国人のために対応できることがないか今後も検討していきたい」としています。