イランのザリーフ外務大臣が、19日木曜、「アメリカが核合意を離脱した場合、彼らにとって非常に好ましくない結果を招くことになる」と強調しました。

イルナー通信によりますと、平和構築に関する会合に出席するため、ニューヨークを訪問したザリーフ外相は、記者団に対し、アメリカの核合意離脱の可能性について、「イランは必ず、自国の利益に沿って行動し、核合意の中でもそれ以外でも、多くの選択肢を有している。イランの行動と、国際社会がアメリカの行動に対して示すことになる反応は、アメリカにとって非常に好ましくないものになる」と語りました。

トランプ大統領は、イランと6カ国の核合意は、イランの利益のみを確保するものだとし、その内容をアメリカの利益になるように変更するよう求めています。

トランプ大統領は、1月12日に対イラン制裁の停止を延長しましたが、その際、次回のアメリカの核合意残留の条件として、核合意の一部内容の変更、イランの軍事施設の査察などの条件を提示し、アメリカ議会とヨーロッパがこれらの条件を実現しなかった場合、次の期限である5月12日には、対イラン制裁の停止を延長しないと語りました。

一方、世界はトランプ大統領とは異なり、核合意の維持を求めています。



Pars Today 2018年04月20日17時32分
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