首相「責任を痛感」、不祥事を陳謝 桜を見る会
2018/4/21 11:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29686440R20C18A4NNE000/

 政府は21日、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を東京・新宿御苑で開いた。学校法人「加計学園」や「森友学園」を巡る問題、福田淳一財務次官のセクハラ疑惑など安倍政権への風当たりが強まっているのを踏まえ「行政に対する信頼を揺るがす事態となって責任を痛感している」と陳謝。「首相として責任を果たしていく決意だ」と述べた。
 御苑内の桜はすっかり散り、緑が生い茂る陽気の中での会合となった。首相は第2次安倍政権発足から6年目を迎えたのを念頭に「(第2次政権ができて)最初の桜を見る会で『今年もこの桜のように賃上げの花が咲けば良い』と申し上げた。残念ながら桜はないが、6年連続賃上げは続いている」と強調。「葉桜の にぎわいありて 会かさね」と自作の句も披露した。