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4月22日 18時38分
アフガニスタンの首都カブールで、ことし10月に予定されている議会選挙の登録手続きが行われていた高校で自爆テロが起き、市民など少なくとも31人が死亡しました。過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのあるメディアは、選挙を狙ったISの犯行だと伝えました。

アフガニスタンの警察などによりますと、22日、首都カブールにある高校の校門の付近で、男が身につけていた爆発物を爆発させる自爆テロがありました。
このテロで、これまでに少なくとも31人が死亡したほか、50人以上がけがをしたということです。

この高校では、ことし10月に予定されている議会下院の選挙のための選挙人登録に必要な証明書を発行する手続きが行われていて、女性や子どもを含む市民が巻き添えになったということです。

これについて、過激派組織ISとつながりのあるアマーク通信は、選挙を狙ったISの犯行だと伝えました。

混乱の続くアフガニスタンでは、議会下院の選挙が3年も先送りされ、ことし7月に予定されていた投票も、治安情勢の悪化から10月に延期されていました。選挙人登録の手続きは、今月からアフガニスタン各地で始まりましたが、手続きを行う施設を狙った襲撃が相次いでいて、選挙の実施を危ぶむ声も出ています。