14年前、広島県廿日市市の住宅で女子高校生が殺害された事件で、逮捕された山口県の男が警察の調べに対し「たまたま見かけ家に入るのを確かめて侵入した」と供述していることから、警察は24日、男を立ち会わせて詳しく調べました。

山口県宇部市の会社員、鹿嶋学容疑者(35)は、平成16年10月、広島県廿日市市の住宅に侵入して高校生の北口聡美さん(当時17)を刃物で刺して殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されました。

警察によりますと、調べに対して容疑を認め、「バイクで東京に向かう途中にたまたま見かけ家に入るのを確かめて侵入した」などと供述しているということです。

警察は住宅への侵入の経路など当時の状況を確認するため、24日午前、鹿嶋容疑者を立ち会わせて詳しく調べました。

これまでの調べによりますと、鹿嶋容疑者は「仕事を失い自暴自棄になっていた」と話しているほか、わいせつ目的だったという趣旨の供述をしていますが、供述に合うような被害はなかったということです。

警察は事件のいきさつや動機についてさらに調べています。

4月24日 12時09分
NHK NEWS WEB
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