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発生から13年となった尼崎JR脱線事故の追悼慰霊式が25日、兵庫県尼崎市昭和通2の
あましんアルカイックホールで開かれた。遺族や負傷者ら計859人が、事故が発生した
午前9時18分に黙とうをささげた。

JR西日本の来島達夫社長(63)は式で「皆さまの尊い命と、何ものにも代えがたい日々の全てを
突然に奪ってしまった。本当に申し訳ございませんでした」と述べた。

同社は、事故の減少に取り組んできたが、昨年12月、新幹線の台車が破断寸前の状態で運行を続けた
「重大インシデント」を起こした。来島社長は「鉄道の安全に対する信頼を大きく揺るがした」と重ねて陳謝し、
「グループ全員で、安全で安心な鉄道をつくり上げる使命と責任を改めて自覚する」と話した。

政府代表で出席した国土交通省の秋本真利政務官(42)は「事故を風化させず、二度と繰り返さないよう、
鉄道事業者の経営トップに自覚を促し、全力で公共交通の安全対策に取り組む」とあいさつした。

この後、遺族ら2組による献奏・献唱もあった。