>>511
(支那朝鮮のような後進国に良く見られる)「軍人が政治に関与」する軍部主導の国家体制を、「軍事国家」「軍国主義」と呼びます。
逆に「軍人を政治に関与させない」仕組みが、「文民統制」です。
近代の文明国は、文民統制により「軍隊の政治的中立」を担保してます。

明治初期の大日本帝国でも軍人勅諭により「軍人は政治に関与せず」と定め、強兵政策は執れども「文民統制の非軍事国家」が国家建設の指針でした。
しかし昭和初期の政治経済の混乱と軍部独走により日本はいつの間にか軍国主義国家と化し、軍事政権の稚拙な戦争指導により日本は滅亡寸前まで追い込まれました。
その反省から戦後日本はポツダム宣言通りの「非軍国主義化」が国家の指針となり、平和憲法などを作って今日まで来ました。
だから自衛隊でも文民統制・政治不干渉が徹底されており、自衛隊法だけでなく入隊時の宣誓でも「自衛官は政治に関与せず」と明記されているのです。

その自衛隊及び戦後日本の掟を平然と破ったのが、三等空佐です。
この三等空佐の愚行は自衛隊という組織の存在意義が問われる重大問題だからこそ、防衛大臣や幕僚長は調査を待たずにこの三等空佐の愚行の非を認め謝罪した訳です。