酒を飲んでカーナビ脇見…トラックに追突、反動で他の車にも衝突 元警察官に有罪判決/さいたま地裁
4/24(火) 23:47配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180424-00010011-saitama-l11

 酒を飲んで乗用車を運転して追突事故を起こしたとして、道交法違反と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪に問われた埼玉県上尾市二ツ宮、元県警公安1課巡査部長袴田一仁被告(30)=懲戒免職=の判決公判が24日、さいたま地裁で開かれ、伊藤吾朗裁判官は懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)を言い渡した。

 判決理由で伊藤裁判官は、被告が当時相当量の飲酒をしていたことに触れ、「飲酒運転の危険性を顧みない姿勢は厳しい非難に値する」と指摘。「カーナビ装置の操作のために脇見をして事故を起こした過失も軽くない」と述べた。

 12日にあった公判の最終意見陳述で袴田被告は、「警察官であった私が最もしてはいけない犯罪を犯し、県民の警察に対する信頼を大きく裏切ったことを重く受け止め、大変申し訳なく思っている」と述べた。

 判決によると、袴田被告は2月1日午前1時ごろ、酒気を帯びた状態で上尾市内の道路を運転し、信号待ちをしていたトラックに追突。反動で隣の車線に停車していた乗用車にも衝突し、乗用車を運転していた男性に全治約2週間のけがを負わせた。