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2018/04/28(土) 15:48:21.14ID:CAP_USER9敷地越え工事 住民「領土侵犯だ」
京都府京丹後市丹後町の米軍経ケ岬通信所の2期工事で、基地の敷地を越えて掘削工事が行われていたことが27日、分かった。掘削した穴は基地内と基地外の境界を示すくいを数メートル越えており、同日までに砂利を入れて埋め戻されていた。周辺住民でつくる「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭事務局長は「明らかに日本の領土を侵犯している」として、防衛省と市に事実関係を調査するよう申し入れた。【塩田敏夫】
2期工事の開始時期はあいまいで、防衛省の説明では4月10日ごろに着工したとしている。移動式の早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」の格納建屋を設置した1期工事に続き、米軍人の宿舎や厚生施設を建設している。
基地の敷地外の掘削工事は、基地北側の厚生施設の建設予定地近くで、雨水をためるための大きな穴を掘っていたとみられる。
今月14日、基地内と基地外の境界を示すくいを越えた所に穴が掘られているのを永井さんが最初に確認した。日本海を望む崖下まで及んでいた場所もあった。その後、範囲はだんだん広がり、目測で基地外の穴は半径3メートル以上、深さ1メートル以上に及んだという。
永井さんは22日にも掘削現場を確認しようとしたが、掘削現場の手前10メートルの地点の里道に「警告」と大書した立ち入り禁止の看板が立っており、それ以上は拘束される恐れもあり、立ち入ることはしなかった。
ところが、27日に訪れると掘削した穴は砂利で埋め戻されていた。さらに「警告」の看板も50センチほど里道の基地側に移されていた。永井さんは「基地の内外を示すくいの位置に神経をとがらせ始めたようだ」と説明する。「明らかに基地の敷地の外の土地を掘削しており、日本領土を侵している。日本領土内で工事をするなら日米合同委員会の合意が必要なはずで、日本の国会で取り上げるべき重大問題だ」と憤る。
防衛省は基地外の掘削について、毎日新聞の取材に対し「事実関係を調査している」と回答した。
その他にも、永井さんは「2期工事は1期工事と同様、休日には実施しないと防衛省は説明してきたが、今月21日の土曜日には一日中工事が行われていた。約束したことが守られていない」と訴える。「交通安全指導員も工事現場近くの急カーブの地点に置くとしながらも配置されていない。住民をないがしろにしている行為ばかりだ。声を上げないといいようにされて大変なことになる」と指摘した。
基地の敷地の内外を示す杭(左下)を説明する永井友昭さん。座っている場所は掘削されていたが砂利で埋め戻されていた
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http://mainichi.jp/articles/20180428/k00/00e/040/286000c