◆「伝説のスカウトマン」を逮捕 路上強盗事件指示役か 警視庁

東京都港区の路上で平成28年12月、会社社長の男性ら2人がハンマーを持った男に襲撃され、現金を奪われた事件で、警視庁は襲撃を指示したとして、傷害容疑で、東京都渋谷区代官山町の会社役員、奥野高徳容疑者(39)を逮捕した。
調べに対し容疑を否認している。
奥野容疑者は以前、キャバクラの「伝説のスカウトマン」などとしてテレビに出演していた。

事件ではこれまでに、実行犯の福岡市の20代の男ら4人が強盗傷害などの容疑で逮捕されており、警視庁は奥野容疑者が指示役の中心と見ている。
逮捕容疑は28年12月20日、港区西新橋の路上で、近くの会社の男性社長(40)ら2人の顔などをゴム製のハンマーで殴り、鼻などを骨折するけがをさせたとしている。
2人は襲撃された際、現金20万円の入った財布を奪われた。

捜査関係者によると、男性社長は奥野容疑者と携帯電話の取引をめぐってトラブルになり、「お前を痛めつける」などと脅されていたという。
警視庁は奥野容疑者が実行犯に指示したのは暴行のみで、強盗までは指示していなかったとみて、傷害容疑での立件が妥当と判断した。

産経ニュース 2018.5.1 12:50
http://www.sankei.com/smp/affairs/news/180501/afr1805010016-s1.html