勤務先から営業秘密情報を持ち出したとして、京都府警は1日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで、京セラの子会社「京セラコミュニケーションシステム」(京都市伏見区)の男性元社員(42)=大津市=を書類送検した。

 容疑を認めているという。

 送検容疑は2016年9月、業務用パソコンで自宅から同社のサーバーにアクセス。病院経営の健全化のためのコンサルティングに関する内容が含まれた営業秘密情報をダウンロードして私用パソコンに送信し、営業秘密を不正に得た疑い。

 府警によると、元社員は当時「京都医療・介護コンサルティング部」の責任者だった。同月30日に自ら退職しており、「今後も医療関係で仕事をしていく上で、情報があると仕事がしやすいと思った」などと話しているという。同社が昨年8月、府警下京署に告訴していた。 

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