なまこ無許可加工幹部の男も逮捕

05月01日 19時16分

4月、食品衛生の認定を受けていない福山市の倉庫で、なまこを加工していたとして、広島県の条例違反の疑いで韓国籍の会社役員の男ら3人が逮捕された事件で、警察は、1日、新たに浅野組系の暴力団幹部の男を、事件に関わっていた疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは指定暴力団、五代目浅野組系、二代目中岡組の幹部、真鍋吉郎容疑者です。
この事件は、4月26日、韓国籍の福山市の会社役員ら3人が、ことし1月から4月にかけて、食品衛生の認定を受けていない福山市の倉庫で、塩蔵のなまこを製造したとして、県の条例に違反した疑いで逮捕されたものです。
警察は、製造による不正な利益の一部が、暴力団に渡っていたとみて捜査を進めたところ、真鍋容疑者が、中心的な立場で、事件に関わっていた疑いがあるとして、1日、逮捕しました。
真鍋容疑者が、容疑を認めているかどうか、警察は、明らかにしていません。
警察は、真鍋容疑者らが不正に得た利益は3か月近くで2000万円以上に上るとみて、製造のいきさつや、資金の流れなどについて、さらに詳しく捜査を進めることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180501/0000654.html