前に歩いてる女の子の後ろ姿が可愛かったのでこっそり携帯で写メを撮った
その瞬間脳内麻薬が全身を駆け巡り
それが始まりだった
街に出掛けたついでに撮るのではなく、撮るために街へ出掛けるようになった
はじめのうちは周囲や被写体の目を警戒する上に、手ブレや光量不足で中々上手く撮れなかったが
意外と誰も見ていないし気付かれてないという自分に好都合な錯覚と撮影ノウハウの蓄積により、素晴らしい作品が生まれるようになった
撮り溜めた戦利品は専用フォルダに保存
時々鑑賞するたびにその瞬間の状況が頭の中に甦るのであった
そんなことを繰り返すうちに、意外と誰も見ていないし気付かれてないという自分に好都合な錯覚と
もっと良いのが撮りたいという欲望で
今思えば端から見ればどう見ても不審で不自然な大胆な行動に出てしまう事が多くなった…

ここでその事に気付くか否かが運命の分かれ道