東日本放送 5/4(金) 13:17配信

10万8000人が熱狂した、羽生結弦選手の祝賀パレードの感動に水を差す事態に困惑が広がっています。
ボランティアスタッフに配られた非売品のジャンパーが、インターネットのオークションサイトに出品され、高値で取引されていることが分かりました。

■6万円超で出品も

実行委員会によりますと、ジャンパーはおよそ800着作られ、会場設営や交通案内などに当たる宮城県と仙台市の職員の他、ボランティアに配られました。
オークションサイトへの出品は、4月22日に仙台市中心部であったパレード2日後の24日から相次ぎ、3万5500円の高値で落札されたケースも。また、個人売買アプリでは6万円で出品された物もありました。

■前回の反省でイラスト工夫

実行委員会では、前回4年前もネットオークションにスタッフジャンパーが出品されたことから、今回は出品されないように、羽生選手のイラストを入れないデザインにしていました。
実行委員会では「道義的に問題がある」と困惑していて、「ボランティア活動への感謝の意味であえて回収しなかっただけに大変残念。パレードの趣旨を踏まえ、出品は控えてほしい」と話しています。

※映像あり
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180504-00010000-khbv-l04