【北九州市】年1800匹の犬猫致死処分、8匹に激減の理由 大規模譲渡会、避妊手術への補助額を1匹あたり1万円
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譲渡される子犬
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20180504/20180504-OYT1I50015-L.jpg
北九州市の犬と猫の致死処分数が大幅に減っている。
かつては1年間に1800匹ほどが処分されていたが、昨年度は8匹にまで激減。市動物愛護センターで受け入れる数が減ったことや、譲渡会を開くなどして新たな飼い主を探す取り組みが効果を上げている。センターは「飼い主は、ペットが死ぬまで責任をもって世話することを忘れないでほしい」としている。
4月中旬の土曜日。センターには40人以上の親子連れが集まった。犬の引き取りを希望した来場者は10組いたが、この日の譲渡数は3匹。抽選で当たった30歳代の女性は「家族で最期まで責任をもって養う」と笑顔を見せた。
センターによると、2010〜12年度に同市で致死処分となった犬と猫は1891匹〜1415匹。その後、センターでの受け入れを有料化したほか、引き取りを希望する飼い主に「新たな飼い主を見つけるよう努力して」と要請するなどした結果、16年度は29匹、17年度は8匹にまで減った。
センターが受け入れる数も11年度の計2073匹から16年度は653匹に減少。一方で毎年200匹前後だった新たな飼い主への無料譲渡は、500匹前後に増加した。
転機は13年施行の改正動物愛護管理法だ。飼い主に最期まで適切に飼育する責務などが明記された。翌14年に市は「致死処分ゼロ」を目標に掲げ、飼い主へのマナーアップなど啓発を強化。獣医師会が行う犬猫の避妊手術への補助額を1匹あたり1万円にアップするなどしている。個別の譲渡だけでなく大規模な譲渡会にも取り組み始めた。
一方で、近年は高齢者がペットを世話できなくなり、取り残されるケースも出ているという。センターの野田耕二・動物愛護推進担当係長は「これまでの取り組みで、多くのペットの命が救われた。4月から65歳以上の譲渡希望者には、飼育を引き継ぐ親族などの出席も求めるようにしている」と話している。(柿本高志)
2018年05月04日 13時25分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180504-OYT1T50058.html?from=ytop_main5 >>41
■ペットショップやブリーダーの規制・販売禁止は野良猫問題の解決にはならない■
「ショップやブリーダーで安易に入手できるから簡単に捨てられ、野良猫が増える。だからショップやブリーダを
規制・販売禁止せよ」と言う人がいますが、それは疑問です。まずペットの入手先から。
【ペットフード業界調査】平成27年 全国犬猫飼育実態調査
http://www.petfood.or.jp/data/chart2016/3.pdf
※猫の入手先は中程少し下
拾った 40.7% ショップ&ブリーダー 16.6%
東京都における犬及び猫の飼育実態調査の概要(平成23年度)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/horeishiryou/siryou.files/23tyousa_gaiyou.pdf
※入手先は11ページ
拾った&居ついた 48.9% ショップで購入 5.7%
野良猫を拾ったがトップでショップ・ブリーダーの倍以上です。ショップ・ブリーダー入手の猫は捨てられても元野良猫は捨てられない
とは言えません。逆にショップで10〜30万もする猫とタダ同然で入手した元野良猫では、後者の方が捨てられやすいのでは?
またタダ同然で野良猫が入手できる事の方が、安易に猫を入手できる状態と言えるでしょう。
次は保健所での引き取り。
【環境省】犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成28年度)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
『所有者不明の引き取り数』成熟個体 15,736 幼齢個体 45,827
幼齢個体は成熟個体の2.9倍で離乳前です。ショップは法律で生後56日以内は販売できない上、離乳前の子猫の飼育は難しく、初心者も
対象にするショップで販売する事はまず無いと考えられます。
またショップやブリーダーから入手できる猫は、基本的に純血種なのに対して里親募集サイトで公開されている猫の殆どが雑種です。
野良猫の大半がショップやブリーダー経由の捨て猫ならば、里親サイトで公開されている猫は純血種が大半でないと辻褄が合いません。
そして江戸時代以前から日本には猫がいて放し飼いされており、今の野良猫はその末裔でもあります。
これらを纏めると、野良猫たちのごく一部や祖先の一部にショップ&ブリーダー経由の猫がいても、野良猫の大半は繁殖したものです。
つまりショップやブリーダを規制・販売禁止するよりも、野良猫への餌やり等による繁殖を抑えないと効果は無いと言えます。
※野良犬に関しては『犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況』を見ても判る通り少ないので、まずは野良猫を対策すべきでしょう。 >>41
■野良猫を拾って安易に猫を入手できるよりも、ショップ等からしか入手できない方が、安易に猫を手放す人は減る■
現在、犬猫の飼育頭数は拮抗しています。だから飼われている犬猫数の条件はほぼ一緒です。
平成28年(2016年) 全国犬猫飼育実態調査 全国犬猫飼育実態調査 結果
http://www.petfood.or.jp/topics/img/170118.pdf
で、犬猫のそれぞれの入手先を見てみましょう。
【ペットフード業界調査】平成27年 全国犬猫飼育実態調査
http://www.petfood.or.jp/data/chart2016/3.pdf
※猫の入手先は中程少し下
猫 拾った 40.7% ショップ&ブリーダー 16.6%
犬 ショップ&ブリーダー 59.7% 拾った 2.5%
東京都における犬及び猫の飼育実態調査の概要(平成23年度)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/horeishiryou/siryou.files/23tyousa_gaiyou.pdf
※犬は4ページ 猫は11ページ
猫 拾った&居ついた 48.9% ショップで購入 5.7%
犬 ショップで購入 50.3% 拾った 1.7%
主に猫は野良を、犬はショップ等から入手されているのがわかります。
次は保健所に飼い主から持ち込まれる犬猫の数を見てみます。飼い主による持込ですから飼い主が手放していると言えます。
【環境省】犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成28年度)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
猫 11,061 犬 4,663
猫が犬の倍以上持ち込まれています。つまりそれだけ猫を手放す人の方が多いという事になります。
これは野良猫由来で飼われている猫の方が、ショップ由来で飼われている犬よりも、手放すのに抵抗が無いという事じゃないですかね?
猫もペットショップ由来が主になる方が、野良猫由来が主の時よりも、安易に手放す人は減るものと推測できます。
海に行くから猫を処分!?
https://www.youtube.com/watch?v=b32616vdQnE
冒頭で猫の入手元が説明されています。2ヶ月前に娘が拾ってきた元野良猫だそうです。
タダ同然で安易に入手した猫だから、旅行に行くという理由で捨てられるのかもしれませんね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています