韓国・釜山市で5日、江戸時代の外交使節「朝鮮通信使」の功績をたたえる毎年恒例のパレードが行われた。伝統衣装を身にまとった一行は、太鼓などを打ち鳴らしながら繁華街を練り歩いた=写真。

 日本から長崎県対馬市や北九州市の団体を含む約250人が参加。朝鮮通信使の関連資料が昨秋、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録されたことを記念して、地元の小学生約300人も加わるなど、日韓総勢約2千人が新緑の街を彩った。

 旅行中に見物した福岡市西区の男性(53)は「日韓に平和な歴史があったことに、もっと目を向けていきたいですね」と話した。

 釜山市内では6日まで、龍頭山公園などで日韓の芸能公演や文化体験などが楽しめる。 (釜山・丹村智子)

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