●イギリス人によるタスマニア島住民大虐殺


■イギリス移民が大挙して原住民の居所を襲い、
放火して付近一帯の土地まで焼き払い、
そこに本国から持参した穀類の種子を蒔いたようなことは
枚挙に暇がないほどであった。

■数十名の原住民をカヌーに乗せて、沖の方へ漕ぎ出させた後、
海岸から一斉射撃を浴びせて、
あたかも鳥獣を殺すようにして殺戮したりした。

■原住民を使嗾(そそのかして)して
仲間同志の闘争を惹き起こさせ、彼らの絶滅を図った。

■原住民が夜中沐浴している時や、
野営の篝火を囲んで楽しく団欒している時、
突然襲撃して、全団を皆殺しにするような行為もしばしばあった。

■負傷者は脳を打ち砕かれ、赤子は火中に投ぜられ、
まだぴくぴく動いている肉には銃剣が情け容赦もなく突き込まれ、
原住民がその周囲で安眠するために取り囲んでいた篝火は、
夜明け前に、彼等を焼く火葬の火となった。
《西尾幹二 「GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本」》