[パリ 5日 ロイター] - フランス・パリの16区にある現代美術館パレ・ド・トーキョーで5日、ヌーディストらの特別来館が許可され、約160人が裸体で訪れた。パリの美術館としては初の試みだが、ウィーンでも2013年に同様の特別公開が行われた。

ヌーディストの活動を推進するパリ・ナチュリスト協会の広報責任者、ジュリアン・クロード=ペネグリー氏は、世界の文化都市における画期的なイベントだと評価。「ナチュリスト(裸体主義者)の生活様式は、裸であるべきだ。文化はわれわれの日常生活の一部であり、今回は特別な機会になった」と述べた。

さらに「人間の精神構造は最近変わりつつある。ナチュリストは、妨害となっていた過去の障壁、タブー、メンタリティーを突き破ろうとしている」と主張した。

同協会によると、パリだけで8万8000人の支持者がおり、フランス全体では260万人のナチュリスト実践者がいるという。

パリではほかにも、東部にあるヴァンセンヌの森で昨年ヌーディスト向けの区域を試験的に設置。夏期シーズンを前に最近再開された。年内にはヌーディストのためのナイトクラブイベントも予定されている。

2018年5月7日 / 14:56
ロイター
https://jp.reuters.com/article/nudist-idJPKBN1I80EN