http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180507/0000949.html

05月07日 13時11分
伊方町にある簡易郵便局の元局長の女が、顧客から預かった貯金を着服したとして逮捕された事件で、別の顧客からも170万円余りを着服していた疑いが強まり、警察は、業務上横領の疑いで再逮捕しました。

再逮捕されたのは、伊方町名取にある名取簡易郵便局の元局長西谷むつ子容疑者(52)です。

西谷元局長は、おととし12月、町内に住む80代の女性に「確認したいことがある」などと理由をつけて通帳と印鑑を預かったうえ、定額貯金を無断で解約し、引き出したおよそ177万円を着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
西谷元局長は、別のお年寄りの女性2人の貯金合わせておよそ750万円を着服したとして、ことし3月から先月にかけて業務上横領の疑いで逮捕、再逮捕されていて、再逮捕は、これで3度目です。

警察の調べに対し、西谷元局長は、「今回着服した金は、子どもの学費にあてたほか、ストレス発散のために通信販売で生活用品の購入に使ったと思う」などと供述し、容疑を認めているということです。
警察によりますと、女性の通帳にはほかにも不審な解約の形跡があるということで、警察が余罪がないか調べています。