https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180508/k10011430291000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_028

5月8日 11時54分
アメリカのホワイトハウスは、来週に予定されているイスラエルにあるアメリカ大使館のエルサレムへの移転に伴う式典に、トランプ大統領の娘のイバンカ氏や娘婿のクシュナー氏らを派遣すると明らかにしました。トランプ大統領は出席を見送る予定で、パレスチナ側の反発などを考慮したものと見られます。
トランプ大統領は、去年12月、エルサレムをイスラエルの首都と認める宣言をし、これを受けてイスラエルにあるアメリカ大使館は、現在のテルアビブからエルサレムに移されることになっています。

今月14日には大使館の移転に伴う式典が行われる予定で、ホワイトハウスは7日、この式典にトランプ大統領の娘のイバンカ氏や娘婿のクシュナー上級顧問、それに、ムニューシン財務長官などの代表団を派遣すると発表しました。

トランプ大統領は、これまで式典への出席を検討しているとしてきましたが、パレスチナ側の反発のほか、米朝首脳会談など北朝鮮への対応などを考慮し、出席を見送る判断をしたものと見られます。

ただ、エルサレムを将来の首都と位置づけるパレスチナ側は、大使館の移転そのものに強く反発していて、式典に合わせて混乱も予想されます。