http://www.sankei.com/smp/west/news/180509/wst1805090073-s1.html

 ワシントン条約で国際取引が禁じられている希少なカメをスーツケース内の靴下に隠して中国から密輸しようとしたとして、大阪府警生活環境課などは9日までに、関税法違反の疑いで、香川県丸亀市土器町東の会社員、宮武志拓容疑者(29)と、同県宇多津町浜二番丁の会社員、島洋行容疑者(28)を逮捕した。

 同課によると、宮武容疑者は「東京五輪で取り締まりが厳しくなる前に値段が上がるカメを密輸しようとした」と容疑を認めている。同課は繁殖して販売するためだったとみている。

 逮捕容疑は3月下旬、税関の許可を得ずにカロリナハコガメなど希少なカメ8種類39匹を密輸しようとしたとしている。

 宮武容疑者らは中国で購入したカメを靴下やストッキングに隠すなどしていた。不審に思った税関職員が見つけた。税関の発見時には既に衰弱しているのも多く、その後死んだカメもいた。