◆三菱UFJ銀行と名古屋大学が連携へ

東海地方に次世代の産業を育成しようと、大手銀行の三菱UFJ銀行と名古屋大学が包括的な協定を結びました。
9日は名古屋市内で協定の締結式が開かれ、三菱UFJ銀行の山名毅彦副頭取と名古屋大学の松尾清一総長が出席しました。

山名副頭取は「東海地区のものづくりや人材の排出などを支えてきた大学とタッグを組むことで地域の持続的発展に貢献したい」と述べました。
松尾総長は「多くの顧客や見識を持つ銀行との連携は有効だと考えた。大学の知的成果でイノベーションを起こしていきたい」と述べました。

東海地方は自動車に続く次世代の産業の育成が課題となっていて、両者が組むことでベンチャー企業の創出や新事業の育成を目指しています。
両者では既に去年7月に名古屋大学で開発した新たな素材や技術などの先端技術を銀行の顧客に紹介する取り組みを行っています。
両者では、ことし8月には規模を拡大して同じような技術説明会を行うことにしていて、こうした取り組みを通じてベンチャー企業の育成につなげたい考えです。

NHKニュース 2018年05月09日12時23分
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180509/4493871.html