史上初の米朝首脳会談を前に、日中韓3か国の首脳会議などを終えた安倍総理大臣は東京・港区の迎賓館で
中国の李克強首相との日中首脳会談に臨んでいて、
北朝鮮への対応や2国間の関係改善に向けた取り組みなどについて意見を交わしているものと見られます。

公賓として、就任後初めて、日本を訪れている中国の李克強首相との日中首脳会談に臨み、会談は現在も続いています。

会談の冒頭、安倍総理大臣は
「両国の協力や交流を拡大し、戦略的互恵関係のもと、全面的関係改善を進め、日中関係を新たな段階に押し上げていきたい」と述べました。

これに対し、李首相は
「両国は重要な近隣であり、世界の重要な経済大国だ。両国関係を再び正常に戻すことは両国の利益であるだけでなく、
国際社会からの期待にも応えることだ」と述べました。

会談で、両首脳は史上初の米朝首脳会談に向けた北朝鮮対応のほか
、2国間の関係改善に向けた取り組みなどについて意見を交わしているものと見られます。

また、首脳会談にあわせて、両政府は海上や空での偶発的な衝突を避けるため、緊急時に連絡を取り合う「連絡メカニズム」の運用開始や、
第三国での民間経済協力を推進するため、新たに官民合同の委員会を設置することなどについて、覚書などを交わすことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180509/k10011432251000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_011