大阪府寝屋川市の中学1年生2人が2015年8月に遺体で見つかった事件で、2人への殺人罪で起訴された山田浩二被告(48)の精神鑑定を大阪地裁が行っていたことがわかった。

男の子もいた」などと供述し、その後は黙秘。捜査段階では精神鑑定は行われず、同年12月までに殺人罪で起訴された。

 関係者によると、地裁は裁判の争点を整理する公判前整理手続きで精神鑑定の実施を決定。鑑定は昨年8月から今年1月まで行われ、精神障害は認められないとされた。ただ、障害の傾向があるという趣旨の指摘もされており、それが「犯行の動機に影響した可能性がある」とも言及している。

 被告側は、鑑定結果を受け、刑事責任能力を争点とするか、慎重に検討するとみられる。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180510-OYT1T50045.html