0001みつを ★
2018/05/10(木) 19:40:37.72ID:CAP_USER95月10日 18時31分
9日に投票が行われたマレーシアの議会下院の選挙で勝利した野党連合を率いる92歳のマハティール元首相が10日、記者会見し「政治の空白期間を作ってはならない」と述べて、早期の首相への就任に意欲を示しました。
9日に投票が行われたマレーシアの議会下院の選挙では、かつて20年以上にわたって長期政権を率いた92歳のマハティール元首相率いる野党連合が、議席の過半数を獲得してナジブ首相の与党連合に勝利しました。
選挙結果を受けてマハティール氏は、10日午後、記者会見し「われわれは議会の過半数の信任を得ており、政権を担うことができる。政治の空白期間を作ってはならない」と述べました。そのうえでマハティール氏は、野党連合として国王に首相の宣誓式を行うよう申し入れたことを明らかにし、みずからの早期の首相への就任に意欲を示しました。
宣誓式は10日中にも行われ、マハティール氏は正式に首相に就任する見込みで、世界でもほとんど例がない90代の国家指導者となります。
一方、与党連合を率いたナジブ氏は会見で「今回の選挙で示された人々の判断を受け入れ、議会制民主主義を尊重する」と述べて選挙での敗北を認めました。そのうえで「国王の判断を尊重する」と述べ、スムーズな政権交代に協力する意向を示しました。
マレーシアの通貨は値下がり
マレーシアは国の決定により10日と11日は休日で、株式市場や外国為替市場も休みです。しかし、外国為替を取り扱う金融商品市場では、独立以来、初めての政権交代が円滑に進むかどうかなど先行きへの不透明感が強まっているとして、マレーシアの通貨リンギットは、ドルに対して、一時、5%近く値下がりしました。
市場関係者は、「政治の先行きへの不透明感が強まっていることに加えて、マハティール元首相が選挙公約に掲げる消費税の廃止が国家財政の悪化につながるのではないかという懸念もあって、通貨安につながっている」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180510/K10011433951_1805101833_1805101835_01_02.jpg