北海道のイオングループ(イオン北海道・マックスバリュ北海道)は、2018年5月12日より十勝バス、くしろバスの定額運賃路線にて、今秋より阿寒バスも加わりWAON決済サービスの実証実験を開始し、順次、多区間運賃路線においてもサービスを拡大していくと発表した。

交通系ICカード以外の電子マネーによる多区間運賃決済は、全国初の取り組みとなる。多区間運賃とは、バスの路線を区間ごとに区切って、区間をまたぐごとに運賃が加算されることだ。

同路線バスへのWAON決済サービスは、イオンが進める「地域エコシステム」の一環として、地域の重要な移動手段としてのバス路線の活性化に加え、公共交通機関での来店を促進し、さらなる利便性向上と地域の活性化を図る目的で実施するそうだ。また、十勝バス、くしろバス、阿寒バスでは電子マネー決済サービスを初めて導入する。

イオンの電子マネー「WAON」は2007年4月に開始。北海道の利用可能箇所は約7,000箇所となる。 また「WAON」には、日々の買い物で利用すると、利用金額の一部をイオンが自治体などに寄付し、地域の発展に役立ててもらう「ご当地WAON」もある。北海道では2011年の「ほっかいどう遺産WAON」の発行を皮切りに、 現在までに7種類を発行し、これらの「ご当地WAON」による道内での累計寄付金額は約1億1,000万円となったという。



PAYMENT NAVI 2018年5月11日10:21
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