http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180511/4302021.html

05月11日 12時18分
北方領土の元島民やその家族が島を訪れる「自由訪問」の今年度1回目の訪問団が11日朝、根室港を出発しました。

今回の「自由訪問」は北方四島の1つ色丹島を訪れる計画で、根室港には元島民とその家族など60人が集まりました。
北方領土に渡る枠組みには、平成4年に始まった、日本人と四島の住民が交流するいわゆる「ビザなし交流」のほか、平成11年に始まった、「自由訪問」と、昭和39年に始まった「北方墓参」の3つがありますが、ロシア側は今年度のこれらの事業のうち7月中旬以降の計画について理由を明らかにしないまま同意しておらず、元島民の間に不安が広がっています。

訪問団の飯作鶴幸団長(75歳)は、「島に上陸してふるさとの島を無事に訪れることができるよう願っている。7月以降の計画も早く決まってほしい」と話していました。
一行は今月14日に根室港に戻る予定です。