http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180510/6010000653.html

05月10日 19時10分
10日昼ごろ、能代市の学校の敷地内に体長およそ1メートルのクマがいるのを教師が目撃しました。
児童や生徒にケガはありませんでしたが、学校では、登下校時に保護者が付き添うよう求めました。

クマが目撃されたのは、能代市常盤の常盤小学校と常盤中学校です。
警察や学校によりますと、10日午後0時すぎ、校舎と体育館の間の通路に体長およそ1メートルのクマがいるのを養護教諭が教室から目撃しました。
その後、クマはグラウンドに移動したあと敷地の外に出ましたが、捕獲はされていないということです。
当時、学校は給食の時間になった頃で、グラウンドに子どもたちはおらず、けがをした人はいませんでした。

近くでは先月もクマが目撃されていて、学校では11日まで徒歩や自転車で通学している子どもに保護者が付き添うよう求めました。
警察によりますと、県内のクマの目撃情報は、9日までに63件と去年の同時期の33件と比べ2倍近くに増えています。
クマが敷地内で目撃された常盤小学校の矢田部瑞穂教頭は「たまたま児童が誰も外に出ていなくてよかった。怖がっている子どももいるのでそのケアを第一に考えている。運動会が近いので外での活動をどうするか警察とも相談したい」と話していました。