宇宙から満月をみると…ISSで撮影された写真をNASAが公開
2018.05.11 17:00
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1998年に打ち上げられ、地上からおよそ400kmの場所を回っている国際宇宙ステーション(ISS)。世界中から宇宙飛行士が集まり、様々な実験や観測が行われている。
そんなISSには現在、日本人の金井宣茂宇宙飛行士を含む6人の宇宙飛行士たちが滞在しており、この度クルーたちはカナダの上に現れた満月の撮影に成功。その写真をNASAが公開した。

撮影は4月30日、ISSがカナダのニューファンドランド島沖、高度354kmの位置にある時に行われた。写真では地表のニューファンドランド島と、地球から発せられる青い光のすぐ上に輝く満月を鮮明に見ることができる。

ISSは92分ごとに地球を一周しており、その移動速度は時速27,700km/hにも及ぶ。滞在している宇宙飛行士たちは、毎日なんと15回から16回の日の出と日の入りを見ているということだ。
現在ISSでは、第55/56次長期滞在のクルーが滞在しており、米国人3人、ロシア人2人、日本人1人という体制で任務が行われている。現在の体制は6月まで続けられる予定だ。