日本政府が、口蹄疫発生で止まっていた南米アルゼンチン産牛肉の輸入を一部地域に限って解禁する方針を固めたことが12日、分かった。対象はパタゴニア地域。斎藤健農相が同国農産業相と14日に会談する予定で、解禁についても議題となる見通しだ。

 アルゼンチンで最後に口蹄疫が発生したのは2006年。現在はワクチンを打って発生を封じ込めている地域と、パタゴニアのように接種なしでも清浄性が保たれている地域に分けられる。

 同国は日本に輸入解禁を要請。日本の農林水産省の有識者による会合で、パタゴニアでは防疫体制が整っており、口蹄疫の侵入リスクは低いと判断した。

https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/188875