>>467
これでもよんで勉強しなよ。


林羅山の理当心地神道は天皇の道である神道は儒教における聖人の道つまり王道であるとし,太極理気説によってそれを説明した。
羅山は儒教の立場から神儒一致を唱えたが,神道の立場から神儒一致を唱えたのは吉川惟足の吉川神道 (→吉田神道 , 吉田兼倶 ) および度会延佳の伊勢神道 (度会神道) である。

前者は理学神道とみずからも称しており,いずれも儒教の教理によって自説を基礎づけているが,朱子学的色彩が濃い。
この両者をも広い意味で儒家神道に含めてもよかろう。

延佳に伊勢神道,惟足には唯一神道の伝授を受け,深い儒教の学殖をもって神儒一致を主張したのが山崎闇斎であり,その神道説を垂加神道という。

神秘性の強いその所説はこじつけも多いが,尊王愛国を説く熱情と非合理性のゆえにかえって多くの共鳴者を得て,
門流は大いに栄えた。闇斎の神道説は,古学神道と並んで近世尊王思想の理論的支柱をなして全国に普及し,幕末維新に際しては多数の行動家を輩出した。

https://kotobank.jp/word/儒家神道-77650