ソニーは14日、スヌーピーなどの人気キャラクターの権利を保有する米ピーナッツホールディングス(HD)に出資すると発表した。6月末までに子会社を通じて1億8500万ドル(約200億円)を投じ、約39%を出資して経営に関与する。

 知的財産を活用した事業を強化する一環で、カナダの子ども番組制作大手、DHXメディアから出資分を取得する。

 ソニーは2010年から、日本国内でスヌーピーなどの権利を使ったキャラクタービジネスを展開。ほかにも、「うちのタマ知りませんか?」など、日本のアニメキャラクターの知的財産を所有した事業も手がけている。4月に就任した吉田憲一郎社長は知的財産について「感動をつくるところ」と述べ、重視する姿勢を示していた。

 スヌーピーが登場する漫画「ピーナッツ」は原作者のチャールズ・M・シュルツが1950年から、米国の新聞7紙で連載を開始。21の言語に訳され、世界75カ国の2200紙に掲載されている。



朝日新聞DEGITAL 2018年5月14日15時26分
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