「きょうの料理」はNHKで50年以上に渡って放送されている素晴らしい料理番組


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朝鮮の長い冬が、もやしをつくった。

大豆に水を与えて発芽させ、野菜に変身させてしまう。
このすばらしい発明は、紀元前の古代朝鮮で寒さがきびしい冬の間、野菜がつくれないため生み出されたものです。
もとの大豆とくらべて、ビタミンCが新しくでき、ビタミンB1やビタミンB2類もふえている大豆もやし。
家の中で、土を使わず栽培できるのですから、冬の野菜に困った人々にとって、大変ありがったかったわけです。
すぐれたものは長く長く生きつづけますね。


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土佐の高知で江戸時代からカツオのたたきにニンニクを使っていたのは、朝鮮の影響。

冷凍・冷蔵の技術のない時代に生のカツオを食べる。ニンニクのすぐれた殺菌効果を経験的に知っていたのでしょう。
カツオの生ぐささをニンニクで消すというのも、りっぱな知恵。
カツオのたたきの調理法が全国に伝わったのは、大正になってからです。
土佐の高知には、江戸時代から朝鮮の人が開いた唐人町があり、朝鮮の食べ方がいろいろ紹介されました。
肉にニンニクを使うのも、その影響と思われます。
すぐれたものは長く長く生きつづけますね。