>>58
>>66
「きょうの料理」はNHKで50年以上に渡って放送されている素晴らしい料理番組


http://i.imgur.com/1oAXjiW.jpg
古事記に曰(いわ)く。「こうじによる酒づくりを教えたのは、百済(くだら)の須須許理(ススホリ)。」

古代、日本での酒は「口かみ酒」。蒸し米口でかみ、唾液中の酵素によってでんぷんを糖に変え、アルコールに発酵させていました。
こうじの力を利用して、酒や漬物などをつくる方法が伝えられたのは5世紀、応神天皇の時代といわれています。
以来、日本で酒のつくり方は、はぐくまれ、いまでは日本文化のシンボルとして、清酒は世界に知られるようになりました。
すぐれたものは長く長く生きつづけますね。


http://i.imgur.com/ANMIay2.jpg
新井白石の書に、「未醤(みそ)である高麗醤(こまびしお)は高麗の方言である密祖(ミルソ)からきた。」

醤油とともに、日本の調味料の代表選手である味噌。重要なたんぱく源としても役立ってきました。
朝鮮半島から伝えられたのは、8世紀頃と言われています。
信州の田舎味噌の本場では、大豆を煮てつぶし丸く固めた味噌玉(写真)を軒下や屋内につるす風景がつい先年まで見られたそうです。
朝鮮でも全く同じことが行われていました。
朝鮮にも味噌汁に似た「テンジャンクッ」や味噌の鍋もの「テンジャンチゲ」があります。
すぐれたものは長く長く生きつづけますね。