おじいさんは、息子と孫が山で行方不明になったと聞いて
気を利かせて登山届を書き、別の山の登山口に投函しに行きました。
捜索隊は登山届を信じて懸命に沢を探しましたが、
息子と孫の足跡を見つけることができません。
それでもおじいさんは怒ったりせず、テレビの取材に
「警察を叱っても孫は帰って来ない」と冷静に応じ
「これから挽回すればいい」と捜索隊を励ましたのでした。