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05月14日 19時00分
岐阜県とリトアニアの結びつきを深めようと、リトアニアの名誉領事館が岐阜市に開設され、14日、記念の式典が開かれました。

リトアニア共和国の名誉領事館は、岐阜商工会議所に設けられ、14日開かれた式典にはリトアニアのダリュス・スクセビチュス外務副大臣や岐阜県の古田知事、それに、名誉領事に任命された岐阜県商工会議所連合会の村瀬幸雄会長などが出席しました。

この中で、スクセビチュス外務副大臣は「EUと日本の経済連携協定でリトアニアは投資先としても魅力的になる。岐阜県とリトアニアが繁栄し、絆が強まることを願っている」とあいさつしました。

岐阜県は第2次世界大戦中、岐阜県出身の外交官でリトアニアの日本領事代理だった杉原千畝がナチス・ドイツの迫害からユダヤ人を救うために、いわゆる「命のビザ」を発給した偉業にちなんで、去年、リトアニアとの友好協会を設立しました。

リトアニアは岐阜県と同じように森林や水資源が豊富で、木製品や陶器の産業もあり、岐阜県商工会議所連合会は、ことし9月に、リトアニアへ経済視察団を派遣することにしています。
名誉領事を務める岐阜県商工会議所連合会の村瀬会長は「リトアニアとの交流を進め、経済面でのつながりを強化することも考えていきたい」と話していました。