https://www.cnn.co.jp/m/fringe/35119167.html

2018.05.15 Tue posted at 12:35 JST
(CNN) 米オレゴン州東部の高級リゾートにあるゴルフ場で、プロとして訓練されたヤギのキャディーが世界で初めてデビューする。

ヤギのキャディーは同州のリゾート、シルビーズ・バレー・ランチで7月から登場予定。地元のゴルフ用品メーカーがデザインした特性の「ゴートゴルフバッグ」にクラブや飲料を入れて背中に背負い、ゴルファーに付いてコースを回ってくれる。ヤギには「給料」としてピーナツを支給する。

これまでに4頭のヤギが同リゾートの育成コースを修了し、来期には倍に増やす計画。最も成績が良かった4歳の「ブルース・ルゴート」はキャディーマスターを務める。

特性のゴートゴルフバッグは、ヤギの体形や歩き方に合わせて何度も作り直しを強いられたという。最も重視したのは、ヤギの訓練に欠かせないピーナツ用の専用ホルダーだった。

「ブルースは最初のうち、私について来てくれなかった」「そこでピーナツを与え始めると、最高の相棒になってくれた。それで、彼を買収し続けるためにピーナツ袋が必要だと気付いた」。開発担当者のアクバー・チスティ氏はそう打ち明ける。

同リゾートのコルビー・マーシャル副社長によると、ヤギは知性が高く社交的で、人のそばにいたがる動物。そこへおいしいピーナツというご褒美が加われば、キャディーとしての仕事は何でもこなしてくれて、途中で座り込むこともないという。

動物愛護活動家からは、ヤギをキャディーとして使うことを疑問視する声も出ている。

これに対してマーシャル氏は、ヤギたちには良質の餌と新鮮な水を与え、ラウンドごとに20〜30分の休憩時間を与えていると説明する。

チスティ氏も、「我々は有給の仕事を与えることによって、ヤギたちを救っている」「彼らはピーナツのために働いてくれる」と主張した。

おそらく世界最高のヤギのキャディーである「ブルース・ルゴート」
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