ダムを見に行くツアーに客が殺到している。ちょうど、この時期は参加者がびしょ濡れになるスペシャルイベントに注目だ。

 ダイナミックな放流が人気のダムツアーなのだが今年はある異変が起きていた。
 水源地域ビジョン実行委員会・林仁委員長:「ダムマニアという人たちが盛り上げてくれて、ダムの魅力が再び燃え上がっている」
 関東の水源の1つとなっている群馬県みなかみ町の矢木沢ダム。この日訪れたダムマニアは約3000人。あまりの人気ぶりに年に1回だけだった放流の見学を今年は2回に増やした。専用のシャトルバスには長い列が。
 放流ポイントまで約20分。矢木沢ダムが姿を見せた。そして、待ちに待ったその瞬間が訪れた。台風や大雨が多くなる時期を前に設備を点検するためダムにたまった水を試験的に放流。その水量は毎秒30トン。実に6万トンに上る。解き放たれた水は徐々に勢いを増す。
 マニアのもう1つのお目当てが、いつでも無料でもらえるダムカードだ。10年ほど前から国交省管轄の111カ所のダムで配布を開始。地元ではこうしたダム人気を活用し、町おこしに使いたいとしている。
 水源地域ビジョン実行委員会・林仁委員長:「ダムの大きさ、雄大さ、素晴らしさを知ってもらいたい」



テレビ朝日 2018/05/14 17:38
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