http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20180515/5060000681.html

05月15日 18時13分
15日午前、高千穂町の九州電力の鉄塔の工事現場で、作業員が土砂に埋もれて死亡しました。

九州電力によりますと、事故が起きたのは、高千穂町押方の山の中にある九州電力の鉄塔を支えるための基礎工事の現場です。

15日午前10時20分ごろ、九州電力から工事を請け負っている会社の社員が土砂に埋もれ、およそ3時間後に病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、死亡したのは、鹿児島県出水市の柴山歓也さん(31)だということです。

現場では、基礎工事の穴を掘ったあと、埋め戻す作業が行われていたということです。

当時、柴山さんは深さ2メートル、直径2メートル40センチの穴の中で、周囲の土砂が崩れないようにするための鉄板の一部を取り外していたところ、土砂が一気に崩れ落ちてきたということで、九州電力は安全管理に問題がなかったか調べることにしています。

九州電力の宮崎送配電統括センターの青木毅電力部長は、宮崎市で会見し「ご冥福をお祈り、ご遺族に心から追悼の意を表します。事故が二度と起きないよう原因を究明し、再発防止対策をとりたい」と話しました。