>>690
その点についてだが、士農工商なんて本当は無かったみたいなのが最近の定説みたいになってるが、
士農工商と言う明確な言葉は無かったにせよ(本当はあったのかも)、
厳格な身分制はあったと俺は思う。

何故なら、昔の人が書いた書物なんかを見て見れば良い。
しょっちゅう「分(ぶ)」ってことを言ってる。「分(ぶ)をわきまえよ」とか「分(ぶん)相応」とかだ。
この場合の「分」とは、その人の立場や身分のことだ。
身分以上の大それたことや生意気なことはするなって言う意味。

江戸幕府は、幕府を維持させるために、庶民が分以上のことをするのを非常に恐れた。
だから「百姓は生かさぬよう、殺さぬよう」とか言ってる。
だから発明とかも徹底的に嫌ったらしい。
変な発明をされて幕府がひっくりたえったら大変だからだ。

こういう状況だったので、身分制は厳然としてあったと思う。
武士が基本的に農民や商人(職人も同じ)と結婚するかよ?

江戸時代も後期?になれば武士の株を裕福な農民が買ったりして、
農民が武士になることも出来たようだが、それでもそれ自体が、
身分性があったことの裏返しだろう。

それに、仮にだよ、身分制が無かったとしたら、
江戸幕府なんていう武士が権力を持ってる構造自体が意味が無くなっちまう訳で、
とっくの昔に民主主義が実現してたか、それを提唱するような奴が出て来てもいいんじゃないの?と言いたい。