http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180516/0001011.html

05月16日 13時05分
愛媛県が生産量日本一を誇り、主にみそや焼酎の原料となる大麦「はだか麦」の収穫が松前町で最盛期を迎えています。


「はだか麦」は、粒を包んでいる皮が簡単に取れることから名付けられた大麦のひとつで、県内では中予や東予を中心に生産されています。
主にみそや焼酎の原料のほか、パンやスイーツにも使われていて、愛媛県は生産量で全国のおよそ4割を占め31年連続で日本一となっています。

松前町ではいま、はだか麦の収穫が最盛期を迎え、大川泰範さんの13ヘクタール余りの畑でも黄金色に麦が実り、農業用の機械を使って収穫作業を行っていました。
JAによりますと、今年のはだか麦は冬に気温が低い日が続き生育が遅れたものの、3月以降は気温が上がって順調に育ったということで、県内の収穫量は去年とほぼ同じおよそ4800トンを見込んでいるということです。

大川さんは「種をまいたときに雨が少なく天候に恵まれ、私の畑では収穫量が増えたのでうれしく思います。麦茶やみそとして味わってもらいたいです」と話していました。
はだか麦の収穫は、東温市や西条市でも行われていて6月上旬まで続くということです。