福岡県柳川市沖の有明海に広がる干潟で、ムツゴロウの雄が激しい縄張り争いをみせている。

 繁殖シーズンを迎え、雌への「求愛」の資格を得るための行動だ。

 ハゼ科のムツゴロウは体長15センチ前後で、ぎょろりと飛び出た目と体表の青い斑点が特徴。繁殖期は5〜7月とされ、同市の沖端川河口付近では、巣穴付近に陣取った雄が背びれを立てたり、大きな口を開いたりして、威嚇し合っている。

 同市の県水産海洋技術センター有明研究所によると、河口付近ではほとんど漁が行われず、自然の状態で生息しているという。


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